サンケアのちょっといい話

サンケアでは日々様々な出来事が起きています。
入居者様との心温まるエピソードをご紹介します。
「ばあちゃんと大ちゃん」

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サンケアのある施設の施設長と入居者様のあるおばちゃんですが、もう8年のお付き合いをされていました。その施設長は大ちゃんと呼ばれその入居者様とは厚い信頼関係が出来上がっていました。家族様の承諾の上、そのおばあちゃんの事を名前で呼ぶのではなく「ばあちゃん」と呼ぶこととなっていて、他職員も同じ呼び方をしていました。
いつもばあちゃんは「大ちゃんはどうしとる?」「大ちゃん大ちゃん」と言葉にしていました。ばあちゃんは気丈な人でよく二人の間で「私はまだボケんぞ」「もうろくなんかしとらんぞ」「大ちゃんこそしっかりせんかい」と笑いながら話されていました。
ばあちゃんは病気も進み、身体機能も低下をしていきましたが、職員みんなで献身的に援助していきました。
しかしながら段々言葉も話せなくなり、今までのようなばあちゃんからの元気な言葉が聞かれない状態が続きました。
ある時大ちゃんが、ばあちゃんに「ばあちゃん、もうろくしとらんやろうね?」といつもの冗談のように話すと、大きく笑い「もうろくなんかしとらんぞ」とはっきり発語されました。近くにいた職員も「ばあちゃんが喋った!」「こんな奇跡みたいなことあるけ」とみんなで大喜びしました。
それから数ヶ月後だんだん状態も悪くなり職員と家族さんでばあちゃんの呼吸が止まるまで一緒に寄り添い最期を迎えました。
みんな「ばあちゃん、ばあちゃん」と泣き叫んでいましたが、みんなで送ることができました。
だいちゃんはばあちゃんと過ごした8年間はとても感謝しています。ばあちゃんがいたから介護の仕事を頑張れた。ばあちゃんと出会えて感謝しています。
だいちゃんは自分の気持ちが後ろ向いた時、ばあちゃんなら「しっかりせんかい」と言うのではないかと思いながら今もみなさんの為に前を向き続けています。

「職員からの贈り物」

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サンケアのある事業所では職員さんから時々施設長へラブレターが届きます。
それも施設長のいない時にデスクに置いてあります。
施設長はその手紙を開けて見てみるとこんなことが書いてありました。
「施設長いつもありがとう」「いつもお疲れ様です」「お身体気を付けて下さいね」「自分が悩んでいる時にさりげなくサポートしてくれたので、ここで頑張れる気持ちになりました」「施設長の人柄が好きでここで頑張っています」などが記載されていました。
施設長は手紙を見て涙していたそうです。
施設長も辛い時にはその手紙を見るたびに、また頑張ろうって思いながら毎日を過ごしている今日この頃です。

「大切なひと」

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入居様でよし子さん(仮名)という方と正夫さん(仮名)が住まいされています。お部屋はお隣になります。そのよし子さんは結婚歴がなく独身で今まで生きてこられ、正夫さんは妻を亡くしていました。
お二人とも軽度の認知症を患っていますが自分のことは声かけ程度で出来ています。
食事の時も同じテーブルで過ごされ、正夫さんはよし子さんのサポートをよくされていました。
ある時からよし子さんは正夫さんの事を「お父さん」と呼ぶようになりました。
正夫さんもよし子さんのことを妻のように呼ぶようになりました。
お互いお身体の調子の悪い時は職員に対し「大丈夫かね?」と聞いてきたりしていました。
二人が一緒の時はいつも穏やかな表情をし落ち着いておられます。
外出レクの時も二人が一緒だと本当にいい表情をされています。
よし子さんのご家族様からは「今まで一人で頑張って生きてこられ、ここに入居して夫婦のように大切だと思える方と一緒に過ごせるなんて幸せだと思います」とのお言葉をいただきました。
サンケアの企業理念でもある、「ひとの生きるを照らしたい」の通り、ご高齢になっても「ひと」の大切さや喜びをサンケアグループで感じていただけることに職員はいつも温かい気持ちになります。
自分たちも自分の大切な「ひと」を大事にしなくてはと思わされますね。